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寿合宿日記!!

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2014年 02月 25日

3年半ぶり子連れ寿滞在

ご無沙汰しております。
はじめまして、の方も多いかと思います。
寿合宿第一回の 浦田琴恵(今は、さめしまことえに名前が変わりました。)と申します。普段は、鹿児島市郊外の、築100年以上の古民家に住んで主婦と自営業の出版社と作家活動をしています。

第一回合宿の後、鹿児島で双子を出産してしまったので、なかなか関東へ行くことができなかったのですが、寿合宿の様子をブログなどで拝見させていただいていました。子供が三歳になり、だいぶしっかりしてきたので、ずっと行きたかった寿町に行くことにしました。

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時代の流れをモロに受けハイスピードで変化する寿町ですが、大きな変化は寿よりも私自身で、母になってから、世の中の見え方ががらっと変わりました。以前寿に通っていた頃の私にとって、寿のおっちゃんは、おっちゃんでしかなかったけれど、今回は、寿のおっちゃんに対して、この人はどんな赤ちゃん時代、子ども時代をおくったのだろうとか、ここに来る前にどんな苦労があったのだろうとか、そんな時、家族や親戚からどんな風に思われていたのだろうとか、そんな想像したり、心配したりしていました。

やっぱり寿は子連れで歩きやすい街でした。道をふさいで斜めに歩く子どもをいやがる雰囲気は全くありません。よろよろ歩く高齢者が多いという理由もあるだろうけど、多分、寿は高齢者が増えるずっと前から、子どもが歩きやすい街で、そういう街がどんどん減ってしまっただけなんだろうと思いました。
2008年にはじめて訪れた寿は、もっともっと危険な雰囲気で、若い娘がふらふら歩いていると、こわい人に暗闇に連れていかれそうな、そんなムードがあったけれど、こわい事が起こりそうな闇も、むかしはもっとそこらじゅうにあって、今は巧妙に隠されているだけなのかもしれません。

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夜、子どもを寝かせた後、幸田千依や、寿オルタナティブネットワークのスタッフと話しました。今年で四回目を迎える「寿合宿」は、最初のメンバーが醸し出していた雰囲気や人脈が様々な方向に伸び、変化しているようでした。

寿町はたった一年で住む人も景色も大きく変化します。震災を経た日本は、残念ながら、弱者にやさしい社会とは真逆な方向に突き進んでいます。しなやかで鋭い芸術家たちの感性と、寿町に、合宿が続く限りずっとずっと関わっていけることを嬉しく思いながら短い滞在を終えました。

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by kotobukitogether | 2014-02-25 01:05 | その他


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