寿合宿日記!!

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2010年 12月 31日

寿越冬闘争へ参る

参加しました。
今日から4日までいるつもりです。
18~24歳まで、僕の青春を暮らした街、横浜をホームレス中心のパトロール。
あの頃から、地べたに座って、夜明けまでギターを弾いていた。
あの頃、居場所をつくるために、嘘ばっかついてた、僕や僕の友達たちは今、どうしてるんだろう?
若い人達が新鮮な衝撃を受けている間、僕は家に帰ってきたような感じだった。
あの頃、関わってみたいと思っていた仕事を、横浜を離れ、10年後のここにいる。

なんてセンチメンタルな感想は置いといて、冷静な感想。

横浜、変わったね。
ホームレスが減ったよ。
街がきれいになった。
あちこちにカメラもついて、防犯もばっちりだ。
18の家出の時に寝た、小便臭い停車場裏も、白いきれいな看板が出来て、ようこそYOKOHAMAなかんじ?

あと、やっぱり集団でパトロールすると、ホームレスの人に威圧感を与えると感じた。
20そこらの時は、身近なホームレスを助ける、そんな団体に参加して、良いことをしたいと思っていたけど、うん。実体は、どんな立ち位置にいても、個と個の距離が愛の社会の空間世界。

このふたつの感想は、少しニヒルな視点もあるけど、じつは体制も反体制もなく、みんないろいろ悩みながら、学びながら行動、変化していくわけで。
排除すれば受け入れることを考える。
己の優越感は己の劣等感を刺激する。

不景気が定着したせいか、差別意識の無くなった「貧困」。
決しておしゃれじゃないけど、人の不幸を思いやれる時代。

その眉間のシワは誰のもの?
今の笑顔は誰のもの?

これから世界は、とても豊かな時代へ入ろうとしているのではないでしょうか?
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by kotobukitogether | 2010-12-31 02:58 | その他
2010年 12月 27日

越冬闘争スケジュール

こんにちは、浦田です。
第37次寿越冬闘争のスケジュールをお知らせします。

私は一昨年と去年と参加しました。
一昨年は、ひとりで寿滞在中、越冬闘争自体どういうものか分からず、雰囲気がつかめず、何していいかも分からず・・・・だったので、滞在場所で作品制作をして、その合間に炊き出しと、夜間パトロールに参加しました。でも、独特の雰囲気と、仲間の命を守る人たちの姿を目の当たりにして、これは私だけじゃもったいない!!!!誰かと一緒に行かなきゃ!!!と考えた末、去年は加藤笑平くんを誘いました。一人じゃなかったのでとても心強く、炊き出し、パトロールと、集団生活保護申請を手伝い、運営の人たちとのコミュニケーションも取りやすかったです。

二年参加した感じだと、できれば26日の集会→可能な限り設営なども手伝い→炊き出し&夜間パトロール→合間に演劇などを楽しむ→4日の集団生活保護申請!!というのがいいのかな~・・と思います。
夜間パトロールはとにかく寒いので、自分の身もしっかり守る気持ちで!!



悩みつつ参加してる当時の様子が、私の過去のブログにのってました~~。
http://d.hatena.ne.jp/newroman/archive?word=%2A%5B%BC%F7%5D


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第37次寿越冬闘争スケジュール(2010年12月12日現在版)

寿越冬闘争統一オリエンテーション・・・2010年12月12日(日) 午後2時~
集団生活保護申請…2010年12月20日(月) 午前8時 中区役所前集合
統一作業日・・・2010年12月23日(木・休) 午前9時~[寿生活館4階]
第37次寿越冬闘争突入集会・・・2010年12月26日(日) 午後6時~7時[寿生
活館

・2010年24日~27日(準備作業)
午前9時~ 厨房作り・テント設営、その他準備[寿公園集合]

・12/28
午前9時~ 年末年始対策窓口同行[中福祉・福祉プラザ]
午前10時~ バザー[寿公園]

・12/29
午前9時~ 越冬テント体制作り
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後3時~ パトスープ作り
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール

・12/30
午前9時~ 炊き出し 準備
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後4時~ 炊き出し 配食
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール

・12/31
午前9時~ 年越しソバ 準備
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後3時~ 年越しソバ 配食
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール


・2011年1/1
午前9時~ 餅つき 準備
午後1時~ 餅つき 配食
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後4時~ 芝居:さすらい姉妹[寿生活館4階]
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール

・1/2
午前8時~ 炊き出し準備
午後1時30分~午後3時30分 カラオケ大会[寿生活館4階]
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後3時~ 遠峰あこと爛漫社中(予定)
午後4時~ 炊き出し配食開始
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール


・1/3
午前8時~ 炊き出し 準備
午前10時~午後3時 囲碁・将棋大会[寿生活館3階]
日中(時間未定)各種相談(医療・法律・生活・労働)
午後2時~ 新春歌謡演芸大会(えぐれ笹島ほか)[寿生活館4階]
午後7時~ 集約会議
午後9時~ パトロール

・1/4
午前8時~ 中福祉集団生活保護申請[寿公園集合→中区役所へ移動]
午後0時30分~午後3時 アブレ金カンパ活動
午後7時~ 集約会議

・5日・6日  
午前9時~ 片付け、厨房・テント解体[寿公園集合]

・8日(土)
午後2時~ 新春コンサート(寿、中ムラサトコ―)[寿生活館4階](予定)

*メイン会場は寿公園・越冬テントです。
*予定は若干の変更の可能性があります。ご了承下さい。

主催:第37次寿越冬闘争実行委員会
寿越冬闘争実行委員会 構成団体
寿日雇労働者組合、寿医療班、寿支援者交流会、日本キリスト教団寿地区
センター、寿・関内夜回り仲間の会、寿町音楽班、反戦・反差別を闘う神奈
川青年労働者共闘、横浜水曜パトロールの会


連絡先(事務局):
横浜市中区寿町3-12-2 寿生活館4階
寿越冬闘争実行委員会(事務局 高沢)
TEL&FAX:045-641-5599
メール:orijin@mvb.biglobe.ne.jp

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by kotobukitogether | 2010-12-27 15:15 | その他
2010年 12月 25日

うれしい思い出

ハロー平魚です。
もうすぐ越冬。冬祭り。楽しみだね!

寿うずまきにて、誰が言ってたのかな?
僕が直接聞いたんじゃないけど、リッキーなのか、竹之下くんか、誰のパフォーマンス時かもわからないけど、通りすがりのおじさんが「これは芸術だ。俺にはわかるぞぉ」とつぶやいていたそうな。
芸術に興味のない寿(これも僕らの先入観だけどね)で芸術で何か関わっていこうとしている僕らにとっては、とろけるような一言だ。
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by kotobukitogether | 2010-12-25 08:40 | その他
2010年 12月 20日

寿トゥギャザー

初心にかえってみた。

すると、自然に「寿トゥギャザー」という言葉が浮かんできた。

春合宿のときに思いついた単語だった。

そう、寿にいる人たち全体で形になっていく、そういうことだった。

一日目 11/18

寿に到着し、事務所へ。
なんか、久々に実家に帰ってきたような感覚になる。ヘンな落ち着きと、これからの臨場感が沸沸湧いてきて
徐々に馴染んでいく感覚を得る。

二日目 11/19

この日からドヤ<第二浜松荘>
へ滞在し、制作を始める。
この第二浜松荘はちょうど一年前に初めて寿を訪れたときに宿泊したドヤで、制作するのも、展示をするのも、そこに外部の人を連れて行く事も一番しやすい寿オルタナティブの協力簡易宿泊施設(ドヤ)だ。
今回はこの三畳間に画材や1500×1000のガラス板と描きかけの100号キャンバスを入れて滞在制作を行った。
なぜドヤの三畳間で制作をしたかったのか。
それは、寿町に流れるすべての時間、気、その一日、一時間、一分と常に変化し続ける“生”な剥き出しの様子を根底から体感するべく、ベースを作る事が大事だと思った。ベースとは、一つの拠点であり、次に進むために確かめなければいけない事であり、その下地である。
そして、その手法としてモノタイプを選んだ。
モノタイプとはガラス板や鉄板に油絵の具などで描いた後、紙に転写させる版画のような手法。しかし、できる作品は一点もので、ガラスの残った絵跡をナゾって描いたとしても同じ作品にはならない。
これは、寿の刻一刻と変化していく空気を自らがそこで生活をし、且つその日常の合間にその瞬間の空気を描き刷り込む。自分自身も常に寿で変化し続けるし、その瞬間の全体をシンプルな作品へと落とし焼き付ける。全く予期しないようなものが出来上がる事もあるし、色や配置、素材のすべてにおいてのバランスを慎重に進めて生まれでてくるものもある。
今回、モノタイプで制作した作品は絵画やドローイングでありながら寿での自分自身とその周辺の多元的な記録も兼ねている。

ドヤに荷物を入れ、ガラスやキャンバスは、12/3-26の会期で開催される柏のアイランドアトリウム「NEO NEW WAVE part2」に一緒に参加予定でそのときたまたま打ち合わせで寿を訪れていた加藤翼氏に手伝ってもらって三畳間に入れた。
三畳間なので余裕があると思っていたが、入れてみると壁いっぱいいっぱいに100号キャンバス(幅役160㌢)がはまった。?????。あ、ここの畳は小さいサイズの畳か!
ガラス板もギリギリ。
窓と壁がキャンバスで埋まってしまい、さらの部屋とは全然違う雰囲気になった。威圧的なキャンバスが制作意欲をかき立てる。集中できそうな部屋になるな、これは。。。。。

加藤翼氏と橋本誠氏と別れ、寿をウロツキながらビールを買いにいく。夜の、闇の寿にいろいろなものが解けていく。体と意識も馴染むように溶けていく。

もどり、ドヤで、部屋の制作体制を整える。
ドヤの中の設備は冷暖房とデジタル放送が映る液晶テレビと灰皿、カーテンにハンガー、独り用の折り畳みテーブル、布団一式(シーツなし)、コンセント二カ所(天井とテレビの上)、照明(蛍光灯)。その設備を少しいじりながら、制作をしやすく、寝やすく。
テーブルは、高さ1.90㌢くらいの高さに入って左側の壁に沿うようにL字に棚があり、そこの角に斜めに乗っけて布団の収納にした。
養生をして、正面奥にガラス板をしき、その正面にどーんと100号。

その夜、早速一発目の絵を描いて、買ってきたビールではなくて自ビールを先に呑み、その後に缶ビールを呑み、久々のテレビを見て寝てみた。ドヤの一日目が始まり、終わった。
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by kotobukitogether | 2010-12-20 16:31 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 16日

感無量

寿合宿秋、寿うずまきが終わった。

たくさんの人と今までにないくらいたくさんの交流をした。

やってよかった。

今はドヤにいる。


なんか、 安心する。

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笑平 拝
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by kotobukitogether | 2010-12-16 13:37 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 15日

熊本から

どーも

熊本から参加した竹之下です。

ブログやっと書くことできるようになったです。

寿から熊本に戻ると、舞台稽古の日、日、日でした。

12日に舞台も終わり、いっぷくです。

昨晩は熊本であった「加藤笑平☆ナイト」に爆睡で行きそびれてしまった。


で、忘れてたことがよみがえってきた。


『隣のハートさん、ゴメンなさい』

わたしのドヤの部屋の隣は、ハートの刺繍を洋服の胸に縫いつけている老紳士だった。

掃除機かけてて、注意されたことで話すようになった。

「飲みにいこう、ウィスキーおごるから」と何度も言われたけど、忘れてた。。。

嫌いじゃなかとよ、ハートさん、忘れていた。

ハートさんに薦められたボールペンも買い忘れた、ユウリンドウの3階にあるって教えてくれたのに。


こんなことがポツポツ帰ってきた。忘れないよう、少しづつ書いていこう。


竹之下
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by kotobukitogether | 2010-12-15 19:01 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 08日

7日(火)、中目黒

ども竹村です。
東京に移動して旅の最終日は、ギャラリーをめぐりました。日比谷でカオスラウンジを観て、中目黒でミヅマアクションに行き、最後に青山のビリケンギャラリーでクリスマスソングス展というのを観ました。ここでは合宿参加者の幸田さんの作品について感想を。中目黒のミヅマでやっていた「眼差しと好奇心 vol.6」というグループ展です。


幸田千依さんの展示

入ってまず、正面に巨大な絵があって、様々な人がたくさん泳ぎ合っていました。へーすげーこれいったいだれの作品だ、と思ったらそれが幸田さんの作品でした。正直びびりました。圧倒的でした。失礼を承知であえて言うと、幸田さんってこんなにすごい絵を描く人だったのか!と驚きました。というのも、寿で観た作品と比べると、色彩の多様さ、そして光の反射する波や、肌の表面を構成する面の数がともに圧倒的な厚みをもって迫ってきたからでした。きっと時間をかけて少しずつ描いていくことで本領を発揮するタイプの人なのだろうなと思いました(本人も、だから乾くのが速いアクリルよりも油絵が向いているとおっしゃっていました)。

寿での作品は(ギャラリー入り口の一点を除いて)おそらく時間が限られた中で悩みながら製作されたもので、本人も完成度には不満があるようでした。ただ、それはそれで、悩んだ時間が筆の不在として、あるいは精度と引き換えに得られた軽やかさとして作品に現われているならば、芸術行為としてトータルに見た時には同じ重さを持ってくるのではないか、とも感じました。

さてこの大きな絵、「代々木・相関図・インターネット」と題されており、たくさんのキャンバスが繋ぎ合わされてひとつの巨大なプールを形成しています。まずすごいなと思ったのは、色彩の淡い豊かさです。泳ぐひとや波の光が様々な色となって水に溶け合っています。幸田さんの作品で特徴的なのは、水面の多様な表情を描いている点で、ある作品では雲が映っていたり、ある作品では夜の闇と月の光が映っていたりするのですが、水中に身を入れた人間のまわりに生まれる波紋を丁寧に描いていることがとりわけ印象的でした。その波紋は人のまわりを円になって広がり、風がなければ形をつくることのない水面にメッセージを生んでいるかのようです。時おり立ち上がる飛沫(しぶき)も印象的でした。

この巨大な作品を観て感じたことは、ひとはある場所では無関心によって接近し、関心によってむしろ遠のくということです。というのは、左端に溺れたらしき人があり、その周りを人が距離をとって取り巻いている絵があったからです。プールの全体において人は隣り合っているのに、知らぬ者同士は特に向き合う様子もありません。考えてみれば満員電車や混雑したプールというのは、ある意味で隣にいる人間に関心がないからこそ接近していられるとも言えます。逆に関心を持った相手と対する場合にはそれなりの間合いというのが生まれてきます。ここでも、寿ではこれと逆ではないにしろ、違った関係の形があったなと思い出しました。そこでは関心を持った者同士が接近し触れ合い、関心のない者同志は互いに一定の距離を取っていたのでした。寿を生きるための、ひとつの尊厳ある態度なのかもしれません。

過去の作品を観ると、幸田さんが一貫して水面を描いてこられたことがわかりますが、とりわけ印象に残ったのは水中を描いた「水面下では」という作品です。水中のぼやけた具合や差し込む光、そして下から見上げた時の水面をうまく描いており、なによりこれが学校の黒板にはめこまれていたのが面白かったです(幸田さんのホームページで写真を見れます)。

「寿うずまき」という名前が提案されたとき、ひとり幸田さんが激しく反応したという逸話を聞いていたのですが、一連の作品を観てその理由がわかりました。ある意味でうずまきは、幸田さんの絵の中心的なモチーフのひとつだったわけです。作品ファイルを観ると「代々木・相関図・インターネット」は少しずつ書き足してきたものであることがわかりますが、横に広がっていくそれは、まさにインターネットのようでもあり、寿で繋がっている絵を配るという発想も、作家活動の継続の中から生まれてきたのだなとわかりました。


点在する個々の作品/行為がたとえ目に見える形で報われなかったとしても、投げられたものは必ずなんらかの波紋をつくる、結果ではなく投げること、あるいは投げるに至る過程そのものが大事なんだと、幸田さんの今回の作品から教えられたように思います。

おそらくこれは柏にいっしょに行った魚くんも感じたと思いますが、展示会場で力強い作品を前にすると、「絵描ける人(作品つくれる人)ってずるいな~」って思います。くやしいね。



夜は友人に誘ってもらい新宿のゴールデン街に行ったのですが、なんとその店で働いていたのが、柏のislandで展示していた久恒亜由美さんだったことも、この旅の驚きのひとつでした。あらためて作家同士のネットワークと、代々木インターネット的な繋がりの奇跡に、感謝したいと思います。

とても短い間でしたが今回の合宿はとても楽しかったです。
事務局の橋本さんはじめ、みなさん本当にありがとうございました。
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by kotobukitogether | 2010-12-08 20:38 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 08日

6日(月)、柏

こんにちは、竹村れす。
無事京都に戻ってまいりました。

寿うずまきを終えて翌日、寿を去って柏に向かいました。笑平くんの車で、魚くんといっしょに。寿からは離れますが、ぼくにとっては合宿の延長なので、関係なぐもないだろうと、少し書きます。

柏ではislandギャラリーのネオニューウェーブパート2展を見ました。訳すと「さらに新しい新しい波」とでもなりましょうか。個々の作品もそうですが、こういうとんでもない企画展をやっちゃうこのギャラリーはすげえなと思いました。ぜんぶは書けないので笑平くんの展示に絞って感想を。

加藤笑平さんの展示

おそらく笑平くんが作品(行為)において最も重視している感覚器官は触覚だろうなと思いました。もちろん五感全部だと本人は言うと思いますが、あえて言うなら触覚だろうなと。というのも、今回いちばん大きなスクリーンで映していたビデオインスタレーションは、柏の街で通行人の肩をたたいて声を掛けるというもので、なんでもないことのように見えて、実はすごく刺激的な映像でした。それだけ人に触れるということがなにか非日常的な行為になっていってるのかもしれません。あるいは壁に掛けられた絵画作品の筆の質感、絵画の前に並べられた空き缶や黴の生えた餅やゴミ(かしらごちそうかしら)、床に置かれた落ち葉や木の破片などを見ても、抽象的なイメージよりも質感によって喚起される具体的なにおいや肌触りが、笑平くんの作品を包んでひとつの空間をつくりあげているように感じたのです。

現代を生きる表現者たちはみな、なんらかの仕方で、高度に発達したコミュニケーション技術と向き合うことになるだろうと思います。一方では大量のメディア情報を駆使してそれをミックスしたり、コンピューターを駆使して新たなデザインの世界を切り開く表現者たちがいます。他方で笑平くんのように、土への敬意を強める表現者がいます。ただし笑平くんは非常に意識的であって、素朴な信仰心からではなく、皮肉とユーモアの混ざった敬意でもって土地に向き合っています。その意味で極めて現代的なコンセプトの持ち主だと思いました。しかしそれでいて全くシニカルなところがないのが笑平くんの魅力であって、だから彼と関わる人間はみな、その純粋な目から肯定的な力と愛を受け取るのだと思います。

この展示を見て、寿では人に触れることがもっともっと近くにあったなと思い返しました。柏と(あるいはぼくらの住む街と)寿の、この差異はいったいなんなのでしょうか。

魚くんとラーメンを食べて、柏の駅で別れました。
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by kotobukitogether | 2010-12-08 17:52 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 07日

ちゃんと働かないと

あんな風になってしまうよ。
恐ろしいね。
怖いね。
汚いね。

あの人は恐ろしくて怖くて汚い人。

それは誰の心ですか?

その人が恐ろしくて怖くて汚い人でなくなったら、ちゃんと働かないことに怯えなくてもいいね。

僕の、恐ろしくて怖くて汚い心を手放せば、その人は変わるかな?
少なくとも
僕は変わるね。

そんな変わった僕で会ったら、その人は変わると思う。
僕が変わったのと同じように変わると思う。

誰からもらったって?
そりゃあ あなただ。
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by kotobukitogether | 2010-12-07 20:23 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 07日

鹿児島より

鹿児島より浦田琴恵です。

「寿町おじゃましマップ」が金曜日の夜に出来あがり、土曜と日曜は、ツイッターとブログでみんなの顔を確認したり、ことぶき共同診療所・寿町関係資料室発行の冊子「寿町ドヤ街」と「ことぶき共同診療所10周年誌」をぱらぱら読んだりしてました。


月曜日、洗濯や布団干しをしていると、加藤笑平くんから電話。抜け殻みたいな笑平くんの声の後、近くにいたという佐藤真理子さんにかわる。いつもどおりの口調でほっとする。それぞれの速度で季節が巡ってく寿の日常の感じだ。

私もなんか、ぎゅっと濃い、良い時間を過ごしたような気がする。
体調が安定しているせいもあるかもしれないけど(体調の悪かった夏に、いくつかのプロジェクトに出した作品は、すげー頑張ったのにイマイチのが多かった;)まめに電話をしてもらえたり、ブログで参加したりできたのが良かったのかもしれない。


しかし横浜ってとこは周りにキラキラしたアートやなんやらがたくさんあって、いとも簡単に「アートに惑わされてしまう」場所だ。アート界のお偉いさんに評価されたとか、かっこいい記録写真とか、どこかの大型プロジェクトと比較してどうとか・・・・もちろん続けていったり(事務局としては大事なことだと思うし)、モチベーションを維持する上では絶対に必要なことなんだけど、寿において私たち作家は「それはそれで置いといて」を肝に銘じながらやることが、けっこう難しくて、でもとても大事なことかもしれないな、と思った。


幸いにも、今回の合宿でもうちらはきっと真摯に寿に向かっているのです。これからもそうします。そしてその姿をきちんと見ててくれる大人や仲間が周りにはたくさんいる。寿合宿は、離れてても続けられそうです。まだがんばります。
みんなありがとう!!!
一緒にお酒飲みたいよ~~~~
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by kotobukitogether | 2010-12-07 11:05 | 第1回秋(2010)