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寿合宿日記!!

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2010年 12月 06日

寿うずまき寿スープ

ああ〜 もうたそがれ時か
幸田です

イベント終わりました 呑みました食いました始発で帰りました寝ました今起きました

頭ん中がもりだくさんの寿スープ状態で
咀嚼は時間かかるでしょう
でもきっと 今しか書けない想いもあると思うふんので書きます
個人的なやつ

一日目のイベントはほんとうにぼんやりで それはそれで素敵でした
だれも気張らず 寿スープにどろりと溶けちゃう系でした
それが良かったのだ 
なぜなら次の日 皆がこう思った
今日は、もりあげる
表現しきる
人の表現に共鳴する

それが二日目の寿うずまきでした
わたしたちはたぶん 寿スープの底から浮かび上がった具でした
じゃがいもや魚の骨や魚肉ソーセージやキャベツでした
二日目のイベントには 表現しようという意思がありました ん

そうするとやはり みてくれるおじさんも多かったし つられて共鳴するひとも多かった
いっこいっこのパフォーマンスがぐっときた

私は私の表現をやろうと決めていたので 「寿に絵を放つプロジェクト」のことをけっこうなかなか考えていました
この日の出会いはすごかった
今もまだよくわからない なんといったらいいのか
でも、すごかった 
言葉にしてみよう できるだけ

一日目は、ふたりの寿住人に絵を放つことができた
一人目はイベント開始時間前にふらりと来たおじいさんで、言葉少なだったけれど
私がしどろもどろ、絵について話すのをにこにこしながら聴いてから
真ん中の絵、寿を飛び出して海へでた絵を欲しいと言ってくれた
おじいさんの家まで行って一緒に飾りたい、とへどもど言うといいよと言ってくれたので
家何処?すぐそこ で行ったらほんとうにすぐそこの段ボールハウスだった
茶色い段ボールハウスの横に、真っ青な海と空と雲の絵が置かれた
嬉しかった
名前を聞いて、名前を言って、ありがとう嬉しいと言った

二人目は一見寿住人に見えないふつうのおじさん 自らカメラを持ち、イベントを写真に撮っていた
話していくとドヤ住まいとのこと おじさんちいっていい?というとイエスオフコースてなかんじだったので 早速行った
すごく綺麗なドヤで日当たりもよく、3畳で狭いながらも落ち着く良い部屋
収納がないから、壁に沢山のビニール袋がかけてあり、袋だらけだった
さあて何処におく?なんつって見渡すと おじさんの趣味らしいコレクションのヌードピンナップが壁にたてかけてあったので、その前に置いたりした
美女の裸体より絵画っしょ!
笑いながら
おじさんとは、ドヤ事情、生活保護や仕事のはなしした ポジティブ、というかそういう生き方をきちんと肯定しているように見えた
その奥底まではわからなかったけれどもしかし

その後も、寿スープに釣られて立ち寄る何人かのおじさんと絵の話をした
やはりのんびり会話することが大事だなあ この日辛かった というか目的見失いそうになったのは
写真の話を持ち出すと断られるケース
わたしも話しながら なんだか勧誘のようだ と思ったりするときもあって
なにか小さな不協和音かんじるときもあった
「そうか、写真とかそういうのないとだめなんだ、そういうことか、だからみんなあんまりもらわないんだよ、そういうことか」と言われたとき ソウデスヨネー と思って宗教の勧誘のひとみたいやん ガックシ となりかけた
わたしはこのプロジェクトでなにを達成するつもりなのか 寿スープ呑みながらぼんやりしちゃった
でもしかし 大切なこともきっと含まれていると信じるしかないす すす

そういうわけで二日目のイベント
今日はずっと絵の近くにいておじさんと会話する そこからはじめる と決意
しかしパフォーマンス面白く 結局しばらくぼんやり過ごす
するとあるおじさんが(本人はお兄さんだ!と言い張った)絵、欲しい とアル中風に言ってきた
くたびれたかんじの人で、でも人が良さそうにくしゃっと笑う人だった
たくさん話をした そのおじ、お兄さんが選んだのは最後の絵 寿をでてぐるりとまわってまた横浜の港に帰り着いて人間が水中を飛び出す絵
いいやつ選んだねと言って。
結局最初はナンパだったと思う 女の話や自分が元海上自衛隊だったこと自衛隊のコミュニティサイトでゴルゴ13と名乗っていること作詞家を目指していることその詩のおもしろさ
バージンLOVE
30歳処女の彼女がいるらしいがふられたらしいこと
しどろもどろしつつも自分の人生を語ってくる そして今しどろもどろどうにかわたしと繋がろうとしていることがギューンとくる
わたしとお兄さんの間に絵があった。
実はこのお兄さん 寿に住んでいなかった 2年前くらいに身体を壊しかなんかし病院だかアパートだかとにかく違う場所に住んでいる よく寿に遊びにくるらしいかんじから
このお兄さんは本当は寿に帰ってきたいのではないかと思った
外でドヤでなくアパートに暮らしていると言ったけれどそこには何か 負の理由がありそうだった
そして ともだちが居る と言って連れてきたひと
それがIさんだった
白髪のおじさんで、片足が悪いらしく松葉杖だけれども、寿の他の住人とは何か内側がぜんぜん違うと思った
Iさんの目は印象的だった 優しい目で寂しい目で悲しい目で綺麗な目
Iさんは、お兄さんにスープ呑みにいこうと言われてなんだろう?と思いながら来たらしい
お兄さんが私とIさんを引き合わせて 絵をもらった などしゃべる
このひととはなにか素直に喋れる となんとなく思って、できるだけ丁寧に、絵について話した
おじさんははじめわたしに「あなたはこんなふうに今しゃべっていてへいきなの?だいじょうぶ?ここがどんなとこか知ってきたの?」と言った わたしがこうして喋るのに驚いていた
それがなにか悲しかった
だいじょうぶにきまってるじゃん! そんな悲しいこと言うなよと思ったけれどふつうにして
え?なんで?ふつうじゃんーと言いました
Iさんはわたしの言葉に耳を傾けてしばらく思案したり 質問したり そんでもってとびきり優しかった
コーヒーをごちそうになりたばこもごちそうになり 絵のことだけでなく 寿についてのことやなんかも素直に喋れた Iさんは悲しみを持っているひとだった でもそれが歪み無く 人間として芯を持っているというか うまく言えないけれど まあ 大人だった とびきり優しい大人だった
Iさんは わたしのやっていることに対して肯定のまなざし
話しながらどんどん深まっていく会話だった
底に流れる悲しみの感情だった
そこにさっきのお兄さんが入ってくると すごく明るい雰囲気になる
Iさんはお兄さんを どうしようもねえなあと言いながらすごく大切にしているようで
お兄さんもIさんを信頼していた
三人で話すと ともだち同士みたいだった
へらへらしていて可愛らしくもらい煙草ばかり女のことと電話ばかりしているお兄さんと
優しいIさんと私が さっき出会ったばかりとは思えないくらい

そしてIさんは お兄さんが貰った絵のとなり、旅の途中の風景、山と滝と岩と紅葉の絵を貰ってくれた ふたりの絵は隣同士で ぴたっとくっつくことができる
笑ってた

そしてIさんのドヤにいこう!となって、恥ずかしいよ、と言っていたけれどお兄さんがいこいこって軽快に言って 三宅さんも連れて四人でドヤへ
綺麗なドヤ 整頓されて無駄の無い日用品 綺麗なベッド 明るい八階の光
狭くて四人はいるときゅうきゅう 部屋で談笑して摩訶不思議
ともだちの部屋に遊びにきたみたい Iさん 嬉しそうに恥ずかしそうに こんな瞬間はこれからもう二度とないだろうな 変だな不思議だな さっきまで知らない人同士だったのにな 出会いは不思議だな と言った 
絵にタイトルをつけよう!と言って Iさんは「水面にて」とつけ、おにいさんは「横浜に帰る」とつけてくれた嬉しかった
みんなで写真撮って それをすぐ現像して渡した 写真の裏に
また寿で会おう!って書いて渡したらふたりともしーんとしてじーんとして

イベントが終わってIさん帰るねって言って またなっていって またきっと寿で会えるなって言ってもいっかい 出会いって不思議だなっていって わたしも 絵を描いていて良かったこのプロジェクトやって良かったって言ってさようならした
そのあと近藤さんが絵を貰ってくれた 夕立の山と雲の絵 寿日労には沢山の絵や詩や写真がこまごま飾られていて、そこに私の絵も仲間入りした 寿に来たらいつでもまた会える私の絵 いとをかし

そのあとみんなで達成感とほんとうに心地よい充足とお酒と美味しいもので笑顔弾けて
たくさんたくさん話して 
深夜の伊勢佐木町歩いて黄金町まで行って 視聴室行って話して帰りに大王ラーメン食べてもう明け方で寿に戻ってきたら街全体が家みたいで 人の寝息すうすう聴こえてくるようで
Iさんもお兄さんもおじいさんもおじさんも どうか良い眠りをって願って
魚君や竹之下君や鹿島君とさようならして 事務所に帰ってうすぐらくしんとした中 去りがたい気持ちとでもなにかもう 次のことはじまっているかんじと眠気の中
さみしそうで可愛らしい笑平くんとさようならして
しいんとした黄金の沈黙みたいな中 竹村くんと橋本さんとなごりおしくさようならして始発で帰った
眠さでもうろうとしつつも一番底に沈んでいるこの感情はなんだろうか
悲しさだろうか 
Iさんの目が忘れられないっす 絵を放つプロジェクトはなんだったんだろうか
どうなりたかったんだろうか 走り出したいきもちフルマックス!
よくわからずでもすっごく嬉しくて悲しくてクスン とかしながらすぐ爆睡

今日夕方 起きて やっぱり寿スープのこと想った
かき混ぜてうずまくと底から表れるいろいろな感情
出汁のもとはカオスでもはや意味解んない
うわずみをすくって 美味しく生きていく
意味解んない出汁には悲しみがある
けれどスープは複雑で美味しいしたまには具も表れるしあったかいし
今日は渦がおさまってうわずみは底と分離して透明の澄んだ汁に
でもまたかき混ぜるもん
とかぼんやり考えていたらピンと来た
絵を放つプロジェクトってなんだったのか
私とおじさんの間になにが起こったのか
それはねー 芸術の力です 絵とわたしとおじさんのあいだに芸術の力がありました
その力をわたしはおじさんと分かち合いました
わたしは芸術の力をもっと信じられるようになりました
個人的な出会いや邂逅は 芸術っつー大きいものを体現しました
信じている芸術で 何かができたと思いました
それが嬉しいから
これからまだまだ 絵を描いていこうと思います

長文失礼!ありがとうございました
寿合宿はこれからもずうっと続くよ

幸田千依

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by kotobukitogether | 2010-12-06 18:02 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 06日

寿うずまきを終えて

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なんか、感動した。
良いイベントになったと思う。
隙だらけの
良いイベントだったと思う。
よく見れば、寿は舞踏家ばかり。存在がフリージャズであり、ずっと昔から前衛芸術だ。

キレイキレイに整えられた調和に違和感を感じた僕みたいな人。
此処に在るよ!

前日よりも、メンバーみんなが創り出すパワーを、全体を味わいながら発揮出来たと思う。
寿住人によるカラオケカオスも楽しかった。

寿フリーコンサート。アースデイ。武蔵野はらっぱ祭り。
やってみて楽しかったから大きくなっお祭りが「こうでないと」に変わってく。
そんな楽しいお祭りの、一番最初の「こんなんもあり」に居合わせた感動がありました。

「こうでないと」に費やすパワーを
「こんなんもあり」に変えよう。

常に今に在りたい。
深く、そう感じました。

加藤笑平のドヤにて執筆。

by kotobukitogether | 2010-12-06 13:08 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 05日

寿合宿プレゼンツイベント「寿うずまき」

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「寿で学ぶ・寿で考える」をテーマに、全国からミュージシャンやアーティストが制作のために寿で滞在を繰り返す「寿合宿」。冬合宿・春合宿を経て今年三回目となりました。参加者は春に集まったメンバーに加え、竹之下亮を迎えて総勢六名。

今回の秋合宿では春に学び感じたことから「自分には寿でいったい何ができるだろう」とそれぞれが考えて、それぞれが動き出しています。一人一人が得た寿での体験は、驚きや衝撃もありながら、ポジティブな要素として蓄積されています。
今回はその発表をかねて、12月4日と5日と2日間にわたってそれぞれの作品発表やダンスや歌のイベントを企画しています。ぜひとも観にいらしてください。

加藤笑平(天草)、幸田千依(東京)、竹之下亮(熊本)、平魚泳(千葉)、ユミソン(東京)、浦田琴恵(鹿児島)

参加日や出演順の変更、ツアーの追加を行いました(11/30)

2DAYS SHOW 詳細

by kotobukitogether | 2010-12-05 16:00 | 告知情報
2010年 12月 05日

寿うずまき2日目

2日目はよく眠れたせいか、少し調子が回復しました。

イベントがはじまる前に、ひとり、春合宿の日記を読みました。

寿うずまき2日目
この日も平魚泳くんの太鼓からはじまりました。心なしか昨日よりもひとが増えています。

続いて今日は、カラオケとダンスのコラボはせずに、竹之下亮くんの司会で純粋にカラオケのみをやりました。下の広場にも10人くらい集まってきていて、「横浜たそがれ」や「王将」「大阪で生まれた女やさかい」などが歌われていました。肩を組んで歌ったことは楽しかったですし、とりわけ「王将」は歌詞をまったく無視したふたりの歌いっぷりが会場の笑いを誘っていました。

その後、今日はソロで竹之下くんのダンスでした。センターと交差点とのちょうど間にある植え込みの木に身体を入れて、太陽に向かって伸びる木のように踊っていました。木と一体化した竹之下くんの周囲には寿の人と街。本人いわく、寿の街を借景として踊りたかったということ。そして、センターと路上との橋渡しのようなダンスができたらいいなと思い、その中間の場所を選んだとのことでした。カラオケを歌ってくれたひとりのおじさんが、「これは芸術や。おれにはわかる」と言って真剣に見ていました。寿の街には無数の(辛口)批評家がいるので、芸術家はいつも身を正されます。

竹村は今日は、うんこ詩シリーズ三連作を読みました。
竹之下くんのダンスを真剣に見ていたおじさんから、「お前の詩は一方的やけど、まあそれでいい。荒削りやけどぶつけたらいいわ。でも才能はない。はっきりいって才能はない。おれにはわかる。お前は小さい人間や。おれみたいな大きな人間とはちがうんや。時間がもったいないからもう話かけんじゃねーぞ」と言われました。もちろん落ち込みましたが、寿でのこのような体験は自分を見つめなおす良いきっかけになりました。一方的だと言われたのは当たっていて、場と共鳴するためにはもっと時間が必要だと感じました。

今日は加藤笑平くんと菊池容作くんがナイスタック強力1年目というタッグを組んでのパフォーマンスでした。突如土俵にふたりの若者が現れました。鞄を抱えてうつむいています。何をするかと思ったら、いきなり鞄の中身を地面にぶちまけました。そして投げ出された自分の所有物をひとつずつ拾いあげて、将棋をするかのように、真ん中に積み上げていきました。その様子がとても滑稽で面白くて、意味不明なはずが、おじさんたちからもヤジは飛ばず、会場の注目を集めていました。おそらく、まず自分の所有物を地面に放り出すという動作が潔く、さらにその物を全くべつの使い方、遊びに転用してしまうというのがひとの興味をひいたのだと思います。ぼくはひとり、おじさんたちがわらわらと集まってきて土俵の中に物を置いていくという妄想にふけっていました。そして最後に、その山からまた少しずつ物を取り出して、ふたりは殺し合いの遊びをはじめました。お鍋のふたと歯ブラシの戦い、革ジャンとお菓子の戦いなど、何度死んでも生き返る子どもの遊びに、会場の笑いを誘っていました。このパフォーマンスは本当によかったです。特に菊池さんの風貌が都会にいる一見普通だけどナイフ持ってるかもしれない青年の身体を表現していて妙にリアルでした。

昼休みの間に、幸田千依さんの展示を見に行きました。
「入り口の穴、出口の光」というテーマで、まず入ると大きなキャンバス画があり、木立の先に泉が光っていました。本人曰く、寿町の入り口と出口の境界を描きたかったとのこと。この一枚は他のドローウィングからはひとつ独立した印象を与え、とても美しいイメージでした。特にドヤなどが描かれているわけではありませんでしたが、手前が真っ黒に塗られていて、穴の中の暗さを表現しているのだなとわかりました。ホステルの奥に進むと、ドローウィングの連作があって、下半分が水中に泳ぐ人の下半身、上半分が街の景色という構成になっていました。素朴に、どうして水中のイメージを取り入れたのかなと不思議に思い、後で聞いてみることにしました。今回、幸田さんの作品で面白いのは、絵を寿に住む人たちにあげて、その人の部屋まで持っていくという試みです。ひとつひとつの絵は独立しているけれどもつながっており、絵と絵の横のつながりと、外から来た幸田さんとの繋がりがそこに生まれるというわけです。作品に水のイメージが使われているのは、水面によって寿と別の世界との境界を表現しており、これはプールの監視員をしている経験が生きているとのこと。水面というのは上から見ると水中が屈折して見えます。また、水中は水中で、また別の世界が見えます。水からあがればもうひとつ別の世界です。幸田さんの連作の最後の作品は、水中から人が出て、また寿へと帰っていくというイメージで描かれており、パフォーマンスとはちがってひとを巻き込むのが難しい絵画作品で、見事に人との関わりをつくっていると感じました。

その後、ユミソンさんの音声作品を少し聴かせてもらいました。
途中で止まってしまったので残念だったんですが、ヘッドフォンで静かな音楽とささやきを聴いていると、孤独が癒されていくような思いがしました。大都市でひとりになりたい時、あるいはひとりでいたいけれども誰かと対話していたいとき、そんな気持ちにすっと入ってくるような作品でした。音を聴きながらながめる街は、またいつもとは違って見えました。

昼休み明けは、大藪さんの歌でした。ぜんぶちゃんとは聞けなかったのですが、「おれももてたい」という歌詞が象徴するような、親しみやすい歌で、会場のおじさんたちもひときわ笑い、聞き入っていました。大藪さんは寿に住まれている方で、黒田さんと同じく、その人が生きてきた道が、にじみ出ている歌だと感じました。

続いて竹村がうんこシリーズの三作目「考察 その参」を読みました。この詩は寿に来てから書いた詩で、もともとは金石範(キムソッポム)の『鴉の死』という小説に入っている「糞と自由と」という作品をもとにして書いたものなんですが、詩中の「生き抜く力とは弱さではないか、弱さとはひとに頼る力のことではないか」という一節は、寿に来て得たインスピレーションから生まれた言葉です。強制連行された朝鮮人労働者が脱走に失敗する過程で見た自由の光、というテーマの詩なので、この場で読むことがふさわしいのかどうか躊躇しましたが、思い切ってリラックスして読むことにしました。

そして竹之下さんがユミソンさんの音楽を聞きながら踊ったのはとてもよかったです。
竹之下くんのパフォーマンス自体も良かったけれど、ユミソンさんなりにどうにか現場の生な雰囲気と交われないかと考え、竹之下さんにお願いし、協力しあってひとつの作品が生まれるというその過程がなにより感動的でした。竹之下くんの細い身体を見ながらユミソンさんの音楽に思いを馳せました。

プロジェクト大山は、今日は古家さんと加藤さんとがコラボで出てきて、ふんどしの加藤さんとセクシー衣装の(とはいえ全身を青で包むこの衣装を単にセクシーとだけ表現していいのかわかりませんが)古家さんのコンビが面白かったです。昨日よりもたくさんの人を巻き込んで、最後はぐるぐるとまわりました。

そして今日も魚くんがしめてくれました。
魚くんの歌はほんとうに力強くて、世界を放浪してきた人なんだなと(たぶん)、感じました。
司会も含めて、ほんとうにありがとうございました。

その後のこともいろいろありますが、まずはここまで。

by kotobukitogether | 2010-12-05 15:57 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 05日

寿うずまき1日目

実は黄砂の影響からか体調不良でして、事務所で寝て、起きるとノドが痛くて、発表の日なのに自分の気持ちを調整しかねていました。

9時に事務所に集合して、会議をして、準備に入りました。
ぼくは今回の寿合宿についてほとんど何も聞いていなかったので詩の朗読だけすればいいやと思っていたんですが、みなさん真剣に寿町やそこに住む人との関係性を考えていて、かっこいいなって思いました。

浦田琴恵さんには会ったことがありませんが、赤いツナギを着ていて、骨太なひとなんだろうなと思っていたのですが、合宿の春の日記を読んでみると、浦田さんもみんなも、それぞれにすごく悩んでいて、悩みながらの前進なんだなと親近感が沸きました。

寿うずまき1日目
魚くんの太鼓からはじまりました。
魚くんはまだ人もまばらな中、自分からはじめなければならないのに、胸を張って堂々とやっていて、すごいなと思いました。司会もはきはきしていてよかったです。

次に竹之下くんのカラオケとコンテンポラリーダンスです。
すごいなと思ったのは、路上でいろいろな人に声をかけて、カラオケを歌ってくれる人を探してきていたということです。カラオケを歌うおじさんや、おばさんの周りで、たまに歌うのを邪魔しながら、触れ合いながら、竹之下くんはくるくると踊っていました。歌い手がみな深い抒情の持ち主であったことが印象的でした。

竹村は詩を読みました。朗読をする上で少し迷ったのは、ひとつは声の大きさです。詩は届けようと気張って読むと逆に届かないので、いつもはぼそぼそと読むのですが、広いのでハキハキ読むしかないだろうなと心を決めました。もうひとつは詩の内容で、これはみなさん悩んだと思いますが、わかりやすくて簡単なものを選んだほうがいいのだろうか、難しくて自己満足な朗読では寿の人に伝わらないのではないかと考えました。それで「朝立ちんぽ」という詩から入ったのですが、結局は自分を信じてやるのでなければ、見てるほうもシラケルだろうとそう思って黙々と読みました。後日、「ダダカン」さんについて書いた詩に感想をもらえたことが嬉しかったです。

加藤笑平くんは袋を持ってやってきて、赤い布を敷き、街路へと出ていきました。
ひとりのおじさんがずっと「なにやってんだお前は」とヤジを飛ばしていたことが面白さを生んでいました。街路から帰ってくると笑平くんは服を一枚ずつ脱ぎながらそこらへんに放り投げていきました。そして最後はふんどし一枚になりおじさんに向かって土下座をして柏手(かしわで)を打ちました。「お前いい身体してるなー」とおじさんをして言わしめていました。

プロジェクト大山のふたりは、青い衣装に身を包んで、階段から降りてきました。
露出された肌とその艶かしい動きに、路上にいた男性たちの目が急にきらりと光ったように思われました。くねくねと、くるりくるり、と階段を降りてきて、会場を走り回り、2人が別々に動くので離れた2人の動きを同時に見るのが楽しかったです。最後に同じ振り付けを繰り返しながら、観ている人を巻き込んで(参加者はぼくたちスタッフが中心でしたが)、会場をぐるぐるとまわりました。うずまきのコンセプトと合致していました。

その後、休憩をはさんで登場したのがひとりの老紳士でありました。
黒田オサムさんです。この人のパフォーマンスはひとり黒い光を放っていました。
二パフに参加しておられることは知っていたので、前々から会ってみたいと思っていたのですが、今回この人のパフォーマンスを見ることができたのは、まことに僥倖という他ありませんでした。黒田さんの乞食(ホイト)芸はすでに路上からはじまっており(たぶん)、寿の路上でひなたぼっこしている黒田さんは、誰も発見できないくらい街に溶けこんでいました。広場では、齢80にしてムーンウォークからはじまり、大杉栄の『日本脱出記』を掲げての弁舌、「労働者諸君!」、そして股間からピンクの紐を取り出し、最後に「Revolution」の文字がちんこの代わりに飛び出した時には、会場が拍手でいっぱいになりました。途中、大杉栄の霊が登場したことにはびっくりしました。大杉が黒田さんに乗り移り、すごい形相で睨んできたり、悲しそうな表情をしていたり、黒田さんは霊を憑衣したヤジロベエのようだなと思いました。「負けるが勝ち!」と叫んでおられたことも、みなさんの胸に刻まれたはずです。話を聞いてみると、むかし乞食をやっていたそうでその時に同情を誘うため大げさに転んでみたことが原体験になっているとのことでした。

そういうわけで、黒田さんのパフォーマンスに涙した魚さんの太鼓が、いつもより激しく力強かったことは無理からぬことだったのです。「お前らいったいなんなんだ、おれなんなんだ」と問いかける歌、「ごみかしら、ごちそうかしら、ごみかしら」など、路上でパフォーマンスしてきた彼だからこそ見える世界がそこに現れていました。

この後は片付けだったのですが、ぼくは友人と会うために抜けさせてもらい、桜木町のほうに行きました。
少し歩いただけでショッピングモールとイルミネーションの街が続いていて、寿との距離が近いだけにその落差のすごさを感じました。

夜はあまりに疲れていたため、恵びす湯に行きました。石川町駅の向こう側にある銭湯で、ここは夜1時までやっているのがありがたいです。サウナが別料金なので、水風呂に入れなかったことが残念ではありましたが、おかげで夜はぐっすり眠れました。

by kotobukitogether | 2010-12-05 15:56 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 05日

寿うずまき前日

ども、加藤笑平さんに誘われて参加した竹村です。
京都でバーやってます。

ぼくは12月3日にはじめて寿に入りました。
夜の8時に着いて、事務所に行ったら誰もいなかったので、
もしかしたら事務所の場所を間違えて調べてきたのだろうかと
不安になり、笑平くんに電話すると繋がりませんでした。

それで周辺をうろうろして、駅の南側にあるモスバーガーで
待機していました。冷静を装っていましたが、もしかしたら初日から
野宿かもしれないという不安に負けそうになっていました。

10時半頃、やっと電話がつながり、事務所に行きました。
入ると芸術工作員みたいな人たちがいっぱいいて、かっこよかったです。
初日は、かっこいいなーと思いました。

あと、寿の第一印象は、落ち着く・居心地が良い、でした。
ぼくは関西に住んでいるので、釜ヶ崎にはたまに行きますが、
釜ヶ崎と比べてずいぶんのんびりしているなあと感じました。

by kotobukitogether | 2010-12-05 15:55 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 05日

土曜日の寿合宿1日目

黒田オサム翁のパフォーマンスにむせび泣き、引き継ぎ平魚の歌にも熱がこもる。
声が途中で枯れてしまったけど、ちゃんとした音楽の外にある。
確かな完璧な空間を確認。
おっちゃんがカラむ。僕もカラむ。
踊る。
謳う。
完璧でなくていい。
完璧だから。

さあ。今日は日曜日。
昨日とはちょっと違う今日を楽しむぞ~!

by kotobukitogether | 2010-12-05 11:14 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 04日

眠気

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幸田千依ですむにゃ

イベントでした
爽快なイベントでした
牧歌的でした
知っているひと
知らないおじさん
混じりあって寿スープそのものでした
何が良かったとか
何はだめだったとかなくて、混沌としたまま
まるっと、きました

明日は、もっと寿に絵を放つ
やっぱり絵をもらってもらうのは至極


夜、食いまくって呑みまくって銭湯行って
あーん もう目がくっついちゃう

てね

来てくれた方 ほんとうにありがとう、明日もみんなで、なんもしないようでしているようにしよ。

by kotobukitogether | 2010-12-04 23:12 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 04日

イベントだぜむにゃ

昨日は 柏アイランドにみなで押し寄せ 笑平くんのパフォーマンス鑑賞のちチラシ配布
笑平くんが二階の高さから飛び降りコメディアンのごとし
パフォーマンス中に死んだらそれはそれ、か
と一瞬よぎる

頑丈な体で良かった良かった

柏からブーン
ミーティング
最後の愛情投入の寿スープ 食し
さあがんばりまーす


スープ呑みに、昼から酒のみに、話しに、遊びに、寿にきてくださいお願いします


幸田千依

by kotobukitogether | 2010-12-04 08:57 | 第1回秋(2010)
2010年 12月 04日

千葉からまた寿へ

今日は、いや今日も、朝から晩までパソコンと格闘してた。

なんとか15枚完成!
長澤さんの絵がイカしてます。活かしてます。

なんだか今回の合宿は、僕にとって、パソコンの腕を磨くための日々のようだ。

自分の発表。
イベントの運営。
寿の中へ向けて。
寿の外へ向けて。
仲間と協力して。

至らないところが
すでにたくさんあるけれど、一生懸命勉強させてもらいます。

土日はみなさん、よろしくお願いしますm(_ _)msibakara

by kotobukitogether | 2010-12-04 00:26 | 第1回秋(2010)